システムエンジニア退職の原因とは?

システムエンジニアは退職率の高い職種と言われているが、その主な原因は3つに分けることができる。
ひとつ目は「人間関係」だ。IT業界ではエンジニアやプログラマーがひとつのシステムを開発するためにチームを組んで業務を行う職場が多い。同じチームの人間だけでなく各部署の担当、お客様や外注スタッフと連携して数か月の仕事をこなすことになるが、大勢の人間がいればどうしても自分と性格が合わない人間もいるものだ。よって自身の仕事と関係のないところで気を使ってしまい、精神的に疲弊してしまうエンジニアも少なくなく、それが原因で退職するというケースがあるのだ。

ふたつ目の原因は「労働時間」だ。職場によっては残業が数十時間にも及び、中には残業代がつかないサービス残業が当たり前という職場もある。そのような環境で働き続けた結果、心身ともに疲れ果ててしまい退職に追い込まれるエンジニアも少なくない。

3つ目の原因は「収入」である。先述した労働時間の長期化に反し、その労働量が給料に反映されていない職場も見受けられる。自分のしていることが収入に反映されていないと仕事もモチベーションも下がり退職してしまうのである。

システムエンジニアに向いている人間、そしてIT企業が求めている人材は、いかにITの仕事が好きであるか、という点である。エンジニアとしての仕事に従事していかにスキルを向上させるという気持ちを持った人間が、エンジニアに適した人材なのである。そして人間関係を円滑にこなせるコミュニケーション能力に長けた人間こそ、チームでの開発をスムーズに行えエンジニアとしての能力を発揮できる人材だといえる。持てるスキルを次のキャリアでどう活かすかも大切である。
世のシステムエンジニアの退職理由や今後のキャリアについて、こちらのサイトに詳しくまとめられていた。